サッカー日本代表 久保建英 写真:MB Media/アフロ
<2024年6月11日(火)2026年W杯 アジア2次予選 B組 日本 - シリア @エディオンピースウイング広島>
2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終戦が11日にエディオンピースウイング広島で行われ、日本代表(FIFAランク18位)がシリア代表(同89位)に5-0で勝利した。
5戦全勝ですでに突破を決めている日本は、前節のミャンマー代表戦からメンバーを大幅に変更。MF堂安律(25=SCフライブルク/ドイツ)とMF中村敬斗(23=スタッド・ランス/フランス)を除く9名を入れ替えた。
ミャンマー戦に続き、3バックを採用した日本はキックオフから試合を支配する。序盤からサイドを有効的に使う日本は前半14分、左サイドで中村が縦に仕掛けてクロスを上げる。
その完璧なクロスに中央の上田綺世が頭で合わせ、高い打点でのヘディングをゴールに叩き込んだ。
さらに、19分にも再び中村がアウトサイドから久保建英(23=レアル・ソシエダード/スペイン)に鋭いパス。
久保がドリブルで持ち上がり右の堂安に展開、ボールを受けた堂安がペナルティエリア手前から左足一閃。鋭いショートをゴール右隅に突き刺して追加点を挙げる。
攻撃の手を緩めない日本はさらに波状攻撃を仕掛ける。22分には久保がペナルティエリア手前から縦に出したパスが相手DFに当たってそのままゴールに吸い込まれてオウンゴール。
前線から圧力を掛け続けた日本は、シリアの枠内シュートを0本に抑えて前半を3-0で折り返す。
日本はハーフタイムで中村を下げてDF伊藤洋輝(25=VfBシュツットガルト/ドイツ)を投入。後半は4バックの布陣に変更した。
後半に入っても攻撃的な姿勢を見せる日本だったが、なかなか追加点を奪うことができずジリジリとした展開が続く。
後半27分に遠藤航(31=リバプールFC/イングランド)に代わって入った鎌田大地(27=SSラツィオ/イタリア)のスルーパスに相馬勇紀(27=カーザ・ピア/ポルトガル)が反応。抜け出した相馬がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これを相馬自らが決めて4-0とリードを広げる。
さらに、後半40分に南野拓実(29=ASモナコ/フランス)がペナルティエリア手前の中央から右足でコントロールした技ありのダメ押しゴールを決めて勝負あり。ここまで1失点も許していない強力守備陣も最後まで集中を切らさず、この日も無失点のクリーンシート。
シリアにチャンスを作らせずに盤石の試合運びで日本が5-0で快勝。日本はアジア2次予選を6戦全勝、24得点無失点という圧倒的強さで突破を果たした。
なお、アジア2次予選は11日で終了。全9組の上位2チームが進む最終予選の組み合わせは、6月27日に行われる予定となっている。
<W杯アジア2次予選 日本代表試合結果>
試合日 節 カード(ホーム/アウェイ)
2023.11.06 第1節 日本 5-0 ミャンマー(H)
2023.11.22 第2節 日本 5-0 シリア(A)
2024.03.21 第3節 日本 1-0 北朝鮮(H)
2024.03.26 第4節 日本 中止 北朝鮮(A)
2024.06.06 第5節 日本 5-0 ミャンマー(A)
2024.06.11 第6節 日本 5-0 シリア(H)