市川團十郎 新之助&ぼたんの成長に「すごく頼もしい」 妻・麻央さんへの思いも語る

【画像】市川ぼたん 弟・新之助の変化に“さみしさ”も

歌舞伎俳優の市川團十郎さん(46)が歌舞伎座『七月大歌舞伎』(7月1日初日)の取材会に登場。長男・新之助さんと(11)長女・ぼたんさん(12)の成長、そして妻・小林麻央さんへの思いを語りました。

團十郎さんは『七月大歌舞伎』昼の部で、古典歌舞伎の名作『義経千本桜』のドラマ性に焦点をあてた壮大な物語『星合世十三團』に出演。2019年、團十郎さん(当時 十一代目市川海老蔵さん)が初演した作品の再演となります。

実は2019年の初演、團十郎さんは体調不良のため舞台を一時休演。当時6歳の新之助さんも本名の堀越勸玄の名前で出演していました。

團十郎さんは当時を振り返り、「私は家で点滴打ってたんですけど、(新之助さんが)“今日はパパの鏡台を使う”って言って使っているんです。僕の部屋で化粧をして、僕のつもりで(舞台に)出ていったそうなんですよ。みんなそれを見て“感動したんです”って話をされて、すごく頼もしいなと思うのとともに、申し訳ないなと思いながら、彼がやった姿はやっぱり忘れられない。本当に感謝しています」と語りました。

そして現在、小学6年生になった新之助さんについて「新之助の襲名披露興行で最初から最後まで全部1人でつとめられたわけです。(2019年に6歳で演じた)外郎売の経験があって、自分でやらざるを得ない訳の分からない環境が突きつけられて、全部やったわけですから、成長というか…見守るしかないですよね。頑張っているせがれを応援するおやじであるだけです」と語りました。

この春、中学生になったぼたんさんについては「学校も進級して大人になっていきますし、アップルパイとか作りますし、女の子になっていきますし、今撮影も色々していますし、何となく自立してくれている。私もうれしいですけど、やっぱり麻央が不安だったでしょうから、本当に順調に成長してると思うので、とりあえずはありがたいなと思います」と話すと、記者からアップルパイの感想を聞かれ「食べましたけど甘すぎて、砂糖の量が多かったんですかね、でもおいしいと言いました」と父の顔を見せていました。

■妻・小林麻央さんへの思い

そして、麻央さんの命日である、6月22日が近づいていることについても触れ「毎日手を合わせたり、コミュニケーションはするので、特別この日だからっていうことはないですけど、でもあの日は空が真っ赤だったので、空が真っ赤の6月は、家の屋上で空を見た時にみんなでその話をするって感じですかね」と明かしました。

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