サウスゲート監督が注目発言「これが最後のチャンス」ユーロの結果次第で退任の可能性を示唆

写真:ユーロ後の退任を示唆したサウスゲート監督©Getty Images

イングランド代表を率いるギャレス・サウスゲート監督が、ドイツ『Bild』のインタビューに応じ、UEFA EURO 2024(ユーロ2024)がイングランド代表を優勝に導く「最後のチャンスになるかもしれない」と注目の発言を残した。

サウスゲート監督は記者団からの「今大会がイングランド代表監督として最後のチャンスとなるのか」という問いに対して、「もし勝てなければ、ここにいないだろう」と語り、以下のように続けた。

「これが(優勝の)最後のチャンスになるかもしれない。代表チームの監督の約半数が、(ユーロの)大会後に辞任すると思う。それが代表監督の宿命だ。私はもう8年近くここにいて、目標に向かってきた。だから公衆の前で『もう少しお願いします』と言い続けることが難しいのは理解している。なぜなら人々は、ある時が過ぎた瞬間に言葉を信じなくなるからだ」

「もし我々が素晴らしいチームに、そして私がトップ監督になりたいと考えるのであれば、大事な瞬間に結果を残さなければならない」

サウスゲート監督はイングランド代表監督として2024年の年末までの契約を結んでいるが、契約延長に進展はなく、ユーロ2024の結果が代表監督としての将来を左右することになりそうだ。また一部では、エリック・テン・ハフ監督の後任としてマンチェスター・ユナイテッドの新監督に就任する噂も広がっている。

今大会のイングランド代表は、ハリー・ケインやジュード・べリンガム、フィル・フォーデンらを擁し、フランス代表と並び優勝候補の一角として注目されている。就任以降、最高との呼び声も高いチームに対して以下のように語った。

「今回のチームは特に攻撃面で大きな層を持っている。前回のワールドカップ以来、成長し続けており、より多くの経験を積んできた。(べリンガムは)レアル・マドリードでより攻撃的な役割を果たし、彼の持つ世界は変わったと思う。ケインは毎週勝たなければならないビッグクラブでプレーをし、良い経験と変化を得られたと思う」

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