先制弾の上田綺世、3バック新布陣を歓迎! サイド攻撃に手応え「僕も航基くんも高さがある」

FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選第6節が行われ、日本代表はホームでシリア代表と対戦。5対0で日本が勝利を収めた。

上田綺世は1トップのポジションで先発フル出場を果たし、1得点を記録した。開始13分、2試合連続で左ウイングバックに入った中村敬斗がクロスを上げると、頭で合わせて先制点をマーク。「ウイングバックを生かし、サイドを使う局面を増やしていく意図がありました。(中村)敬斗も(堂安)律も(利き足と)逆足のサイドなので、どういったイメージを持っているのかをすり合わせていてバッチリ合った」と振り返った。上田の先制点を皮切りに、日本は2試合連続で5得点を奪い快勝。「相手は勝たないといけない状況だったので、先制点は大事なポイントでした。それを早い時間帯に取れて、その後も続けたので良かった」と話した。

これまで4バックをベースに戦ってきた中、6月の2試合では『3-4-2-1』の新フォーメーションに取り組んだ。上田は「まだ始めたばかりだし、相手の出方も分からなかったので、探り探りにはなってしまった」と反省した一方、「時間が経つにつれて少しずつ掴めてきた部分もあります。人の動きも見えていたし、練習よりもゲームの方が上手くいった部分も多かった」と振り返る。新布陣における最大のメリットは「ウイングバックが高い位置を取ることで、サイド攻撃に厚みが出る」こと。6月の2試合では中村敬斗、堂安律、菅原由勢、相馬勇紀が攻撃面で良さを発揮し、ゴールやアシストを記録した。「クロスはチャンスになると思うので、僕もそうだし(小川)航基くんも高さがある。これからサイドからのクロスは武器になっていったら良い」と見据えた。

これでアジア2次予選全日程が終了し、次戦は9月5日(木)アジア最終予選第1節を迎える。

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