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大規模な地滑りの影響で県の災害復旧事業が進められている西和賀町大石地区の国道107号工事現場で9日、町民を対象とした現場見学会が開かれた。参加者はトンネル掘削工事の様子を見て回り、地元の交通を支える幹線道路の早期完成を願った。
同国道は2021年5月に発生した地震に伴う地滑りの影響で、1年7カ月にわたって全面通行止めとなった。現在、地滑り発生現場を迂回(うかい)する長さ約1460メートルのトンネル掘削工事が本格化している。今年5月31日現在、掘削は約935メートルが完了し、進捗(しんちょく)率は65%。26年度内の事業完了と開通を目指している。