「兄川山の神像」おかえりなさい 八幡平市博物館で30日まで展示

素朴で愛らしい表情などが人気を集めている「兄川山の神像」

 八幡平市叺田(かますだ)の市博物館(関貴之館長)は、「おかえりなさい、神さま。」展を30日まで開催している。盛岡市や東京都で開かれた巡回展で人気を集めた「兄川山の神像」などを展示。約1年ぶりに帰ってきた「古里」で、素朴で愛らしい姿を拝むことができる。

 山の神像は、八幡平市兄川地区の兄川山神社に祭られている高さ約70センチの木像。仏師ではない人が作った「民間仏」で、江戸時代のものとされる。縦長の顔や温和な表情、合掌する細く長い手が印象的だ。

 展示は午前9時~午後4時半(入館同4時まで)。月曜休館。入館料は高校生以上210円。問い合わせは同館(0195.63.1122)へ。

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