『インサイド・ヘッド2』USプレミア開催!ピクサーCCOピート・ドクターら制作陣の来日も決定

『インサイド・ヘッド2』USプレミアに登場したカナシミ、ヨロコビ、イカリ - (C)2024 Disney / Pixar. All Rights Reserved.

ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』(8月1日全国公開)を手掛けた、監督のケルシー・マン、プロデューサーのマーク・ニールセン、そして、『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』などを生んだピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)、ピート・ドクターら制作陣の来日が決定した。また、全米公開を目前に控えた日本時間6月11日には、制作陣とキャストが集合するプレミアがアメリカ・ロサンゼルスで開催された。

本作は、ドクターが監督を務め、擬人化された感情たちの世界を描いた『インサイド・ヘッド』(2015)の約9年ぶりとなる続編。前作以降も、少女ライリーの幸せな日々を支えてきたヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリたちの前に、思春期を迎えたライリーの新たな感情であるシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れ、新たな騒動が巻き起こる。

前作公開以来、9年ぶりの来日となるピートは「日本の人々はピクサーの映画を愛してくれています。それは素晴らしいことですし、本当に嬉しいです」と日本のファンにメッセージ。さらに「アメリカでは、アニメーションは子供のものだと思われていることが多いですが、日本では違っていて、あらゆる世代に受け入れられています。もちろん子供たちも作品を見るだろうけど、私たちは子供に向けてだけじゃなく、大人も楽しめるように映画を作っています」と日本のアニメ愛をたたえる。

さまざまなピクサー作品に携わってきたプロデューサーのマーク・ニールセンは5年ぶりの来日。「日本の皆様がこの映画を観に来てくれることを願うばかりです。もし『インサイド・ヘッド』を気に入ったのなら、この映画もきっと気に入ってくれると信じています」と日本での公開を心待ちにする気持ちを明かしている。また、『モンスターズ・ユニバーシティ』などでストーリースーパーバイザーとして実力を磨いてきたマン監督も「大きなスクリーンで、映画館で公開されるのがとても楽しみです。ライリーが成長し、彼女の世界は大きく広がっています。皆さんに観てもらえるのが待ちきれないです!」と語っている。

ピクサーの社長ジム・モリス、ケルシー・マン(監督)、ピート・ドクター、マーク・ニールセン(プロデューサー)

USプレミアには、ドクターやマン監督ら制作陣に加え、ヨロコビ役のエイミー・ポーラー、イカリ役のルイス・ブラック、ムカムカ役のライザ・ラピラ、ビビリ役のトニー・ヘイル、そして本作から新たに登場した「大人の感情」の1人で、最悪の将来を想像し、あたふたと必要以上に準備してしまうシンパイ役のマヤ・ホークらキャスト陣がエル・キャピタン・シアターに集結した。

前作で原案・脚本・監督を務めたドクターは、9年ぶりに描かれるライリーと感情たちの物語について「誰にとっても不安と闘っている瞬間がたくさんあります。僕も経験したことだし、みんなも経験することだと思います。『インサイド・ヘッド2』では、それをとても、楽しく意外な方法で描くことができました」と大絶賛。また、マン監督は「欠点が“あるにもかかわらず”ではなく、欠点が“あるから”自分を愛してほしいと語る映画を制作したいと思いました。そのメッセージを、僕は世界に向けて伝えたいのです」と本作に込めた思いを告白する。

シンパイ役のマヤ・ホーク

そして、そんな本作の鍵となる「大人の感情」のリーダー的存在、シンパイを演じるマヤは「私たちはみんな“シンパイ”を抱えているから、私たちはみんなこのキャラクターに共感できます。声優を担当できることはとてもクールなことで、世界で一番ラッキーな人だと思いました」と出演の喜びを明かしていた。(編集部・入倉功一)

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