佐藤健、白塗り顔で特撮以来の爆破 「るろ剣」超えのアクションに永野芽郁「キュン」

永野芽郁と佐藤健

永野芽郁、佐藤健、武内英樹監督が11日、都内で行われた映画『はたらく細胞』(今年12月公開)製作発表会に出席した。

清水茜さんによる同名漫画の実写映画化。人間の体の中を舞台に繰り広げられる“世界最小”の物語で、朝ドラ以来の共演となる2人は、永野が赤血球、佐藤が白血球と細胞役を務める。

永野が演じるのは、体内の各器官に酸素を届けるため奮闘する、キュートな主人公の一人・赤血球。出演オファーに最初は戸惑いもあったそうだが「きっと最初で最後の赤血球役になるなと。世界観がきっちりしているので、いつも以上に楽しく純粋に、面白がりながられながら演じられた気がします」と手応え。

そんな赤血球と共に体内を守るもう一人の主人公が、外部から体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除する、全身真っ白な細胞・白血球(好中球)。顔面白塗りで演じた佐藤は「塗られれば塗られるほど気持ちよかったですね。これが俺の本当の姿だったんだ、やっと本当の自分に出会えたと思いました」と真剣な表情。

更に「間違いなく我々二人の代表作となりますね。永野さんの赤血球も、今までで一番面白くて一番ハマってたんじゃないですか?ぴったりでしたね」と自信を見せた。

本作では、華麗なアクションにも挑んだ。アクション監督は、大ヒット『るろうに剣心』シリーズでも知られる大内貴仁氏が務めており、佐藤からの提案だったという。

佐藤は、「こういうすっとぼけたところのある作品だからこそ、アクションは本格的なほうが映画としてメリハリがついて面白いと思ったんです。『るろうに剣心』以上のアクションを見せないといけないし、そうでないと自分でやる意味がないので、結構頑張ったんですよ!本当に良いものができました」と、アクションにも定評のある佐藤ならではの強いこだわりが明かされた。

これには永野も、「撮影の時近くでアクションを見ていましたが、すごくかっこよかったです!健さんはキレッキレに動かれていて、白血球として赤血球を守ってくれるシーンもあって。全力で私を守ってくれる姿にキュンとしました!」と大絶賛した。

また佐藤は、「この映画では体内を表現するために、いろんなロケ地で撮影しています。体内の具合が悪くなるとロケ地も荒れ果てて行くんです。今にも崩れそうな洞窟で撮影したり、個人的には特撮以来の爆破もやったり。自分の体内で不調が起こるとこういうことが生じているんだな、と想像しながら演じていました」と、個性的かつ大がかりなロケ地での撮影についても言及した。

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