セラミックス協会技術賞を受賞 日本ガイシなど

 日本ガイシ(本社名古屋市)は11日、日揮ホールディングス(本社神奈川県)と共同開発している「大型DDR型ゼオライト膜を用いたCO2分離回収技術」が、第78回日本セラミックス協会技術賞を受賞したと発表した。

 同賞は、セラミックスの科学・技術に関して製品の開発、工業化などに特に顕著な業績があった個人や団体に授与される。

 DDR型ゼオライト膜は、日本ガイシが開発した世界最大級のセラミック製CO2分離膜。高圧、高二酸化炭素(CO2)濃度という過酷な条件下でも効率的にCO2を分離でき、大型DDR型ゼオライト膜の製膜技術を確立し、実証実験につなげた点などが評価された。

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