国連障害者権利委に田門氏 日本2人目「重責果たす」

国連の障害者権利委員会の委員に選出された田門浩さん(前列右から2人目)=11日、米ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】米ニューヨークの国連本部で11日、障害者権利委員会の委員に日本政府が擁立した聴覚障害者の弁護士田門浩さん(57)=福島市出身=が選出された。2025年1月から4年間の任期を務める。日本人が同委員に選ばれるのは静岡県立大で教授を務めた石川准さん以来、2人目。

 田門さんは、障害者権利条約に参加する国・地域の状況を審査する国際機関の一員として活動する。共同通信の取材に「幸せと責任を感じる。世界中の全ての障害者が抱える問題に対処するという重責を果たしたい」と手話で語った。

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