ガソリンスタンドや民宿も併設!自家製ニンニクみそが絶品!愛されて歴史を紡ぐ会津坂下町の「坂本ドライブイン」

人気メニューは、野菜たっぷりの「みそタンメン」。元バスガイドの2代目女将が作る自家製のニンニクみそが効いている。

「味変」には、プラス50円で会津坂下名物の馬刺しの辛みそダレを!ニンニクのパンチと旨みがさらに増して、間違いのないおいしさだ。

会津ならではの味!

そして、「卵定食」と書かれた変わったメニューも。「会津地鶏を使った卵かけご飯の定食」だ。エサにこだわっている会津地鶏は、2日に1回しか卵を産まないため栄養が凝縮されている。鮮度が良く、黄身を箸でつかめるほどプリップリ!

十分満足できるセット

配達に来ていた卵の生産者さんによると、まずご飯に醤油をかけて、そこに卵をかけるのがおすすめの食べ方だという。ご飯が温かいため、醤油の香ばしさも感じられる。生卵が苦手な人には、焼いてくれるというサービスも。

ご飯は、会津産のコシヒカリを使用。3代目の夫の実家で米を作っているため、定食のご飯がお変わり無料!うれしいポイントだ。

黄身の味が濃い!

人気の「煮込みカツ丼」も、プラス100円で会津地鶏の卵に変更することができる。

食欲そそる一品!

昭和の懐かしい雰囲気が残るドライブインを紹介する「福島ドライブイン紀行」。今回紹介するのは、磐越道の会津坂下インターのすぐそば、国道49号沿いにある「坂本ドライブイン」だ。52年前に初代の大竹 利雄さんがガソリンスタンドを始めたのがきっかけだった。

創業当時のままの姿を継承

現在も昔のまま、ドライブインとガソリンスタンドを併設した形で経営しているが、ここまでくるのは決して平坦な道のりではなかった。

2代目の利幸さんは、20年前に脳内出血で突然倒れ、仕事ができない状況に…。弟は高校生だったため、娘の利枝さんが3代目として経営を引き継ぐことになった。「店を閉めようかな…」と弱気になったこともあったが、周りのスタッフと一緒に支え合いながらなんとか続けてきた。

困難を乗り越えて…いまがある

今回の訪問は、「ゴジてれの『ドライブイン紀行』の特集を見て、すごく励みになった」と、3代目の利枝さんが手紙を送ってくれたのがきっかけだった。ことし90歳を迎える初代女将の直子さんも参戦し、歩んできた歴史を感じられる撮影に。

明るくてフレンドリーな接客は、幼稚園の頃から通う人や101歳のおばあちゃんなど常連さんに愛され続けている。

3世代が勢揃い〜!

現在は、3代目の弟の史高さんがガソリンスタンドを担当。さらにドライブインの隣には、長距離ドライバーや工事関係者が利用するという民宿が。お風呂だけの使用もできる。

エアコン完備

店内には、オープン当初にお客さんから購入したというトナカイの剥製がある。大きくて立派で、とにかく存在感がすごい!

家族仲良く、互いに労わりながら…歩み続ける

困難に立ち向かいながらも、一歩一歩着実に歴史を紡いできた「坂本ドライブイン」。

福島で生まれた命を紹介するゴジてれの人気コーナー「きぼう」に出演してくれたという3代目の二男は、いま小学5年生。もしかしたら4代目になる可能性もあるかも!? お客さんとスタッフに愛されながら続くこれからの物語が楽しみだ。

Chu!PRESS編集部

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