[27]母親がいなくなったことに気づかない幼い娘。兄と姫|ママ広場マンガ

前回の話
娘の妃と実家にいる間に知らない男性の子を妊娠し、その彼と暮らしたいと言いつつマンションからは出たくないという妻と、離婚する決心をしたタカシさんです。

兄と姫[27]娘のために生きている

姫が『あっくん』と呼んだ男性と兄が自宅マンションで鉢合わせしてから1ヶ月。
お互い身の回りの整理をして、兄と姫は離婚しました。

「姫がいないと生きていけない」と言うほど姫にぞっこんだった兄は・・・

仕事以外の時間は独りで部屋に籠り、しばらく出てきませんでした。

「お兄ちゃん・・・変な事考えないかしら・・・」
とハラハラしている母に
「それは絶対にないよ。妃がいるから・・・」
と、半分は自分にも言い聞かせていました。

兄は口数が少なく笑顔がなくなってしまいました。それでも妃のために頑張っていました。

そのおかげか毎日笑顔で過ごす妃。
妃はまだ母親がいなくなったことに気づいていません。

家族みんなにチヤホヤされて、妃は我が家のアイドルとして可愛がられています。

その後、私は妃とお別れの時を迎えていました。
「スズちゃんやだー」
と泣きじゃくる、少し大きくなった妃。
「妃~!たっくさん帰ってくるからね!!」
そう言って私も涙ぐみ、妃をしっかりと抱きしめるのでした。

私は、妃がこども園に入るタイミングで家を出たのです。

それから2年の月日が経とうとした頃・・・

続きます

ママ広場オリジナルマンガ「兄と姫」は毎日更新します。おたのしみに!

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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。

脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。

作画:dechi

監修:ママ広場編集部

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