タイ国際モーターエキスポで、上海汽車集団傘下のブランド、名爵（MG）の車を見学する来場者。（2023年12月6日撮影、バンコク＝新華社記者/王騰）
【新華社上海6月12日】中国の自動車大手、上海汽車集団はこのほど、5月の販売台数（速報値）を発表した。5月の完成車販売台数（卸売りベース）は33万2千台、最終納車台数は34万7千台で、引き続き業界トップ水準を維持した。自主ブランド、新エネルギー車（NEV）、海外販売という「新たな3頭立ての馬車」は引き続き成長した。自主ブランドの最終納車台数は21万台で全体の60.8％を占めた。
新エネ車の最終納車台数は、5月が前年同月比27.4％増の9万7千台で、1～5月が前年同期比33.4％増の43万3千台となり、国内メーカー2位を維持した。5月の新エネ車の納車台数を傘下メーカー別に見ると、ドイツ・フォルクスワーゲン（VW）との合弁会社である上汽大衆汽車（上汽VW）が37.8％増の1万1千台、米ゼネラル・モーターズ（GM）との合弁会社である上汽通用汽車（上汽GM）が3.1倍の7千台、GMや広西汽車集団との合弁会社、上汽通用五菱汽車が29.5％増の5万台超だった。
海外市場での最終納車台数は、5月が20.1％増の9万9千台、1～5月が17.8％増の46万台で、引き続き国内メーカーをリードした。うち傘下ブランド「名爵（MG）」の欧州先進国での納車台数は10万台を超え、同期の最多を更新した。
