東京都知事選挙だけじゃない、もう一つの首都決戦・都議補選2024!選挙はどこ?今の立候補状況まとめ

7月7日に投開票が行われる「夏の首都決戦」こと東京都知事選と同時に行われるのが8つの選挙区での東京都議会議員の補欠選挙です。前回の2021年都議選以降に発生した都議の辞職・死去に伴う欠員を補充するための選挙で、各政党が公認候補を擁立し、無所属新人たちも続々と出馬表明をしています。このコラムでは、都知事選だけじゃない、もう一つの夏の首都決戦・都議補選についての情報をまとめました。

都知事選&8つの都議補選は七夕投開票!ただし、告示日は違います

都知事選は6月20日(木)告示、7月7日(日)投開票です。選挙期間は17日間です。

東京都知事選挙2024 予想される顔ぶれはコチラ

そして同じく七夕に投開票されるのが、都議補選です。しかし、都議選は知事選よりも選挙期間が短い9日間のため、選挙がスタートするは6月28日(金)です。

それでは、各選挙区の選挙を行う理由、立候補擁立状況、現有議席の状況をみてみましょう!

江東区(欠員1)

自民党の山崎一輝氏が2023年4月の江東区長選挙に立候補するために辞職したため、定数4のうち欠員は1です。

6月11日時点で、元江東区議で新人のさんのへあや(さんのへ・あや)氏(無所属)、元職の山﨑一輝(やまざき・いっき)氏(自民党)、元江東区議で新人の大つきかおり(おおつき・かおり)氏(日本共産党)、新人の高橋たくみ(たかはし・たくみ)氏(無所属)の4人が出馬を表明しています(表明順)。

都議補選(江東区選挙区)の予想される顔ぶれはコチラ

江東区の都議会議席数は4で、前回の結果は以下の通りでした。公明党、自民党、日本共産党、都民ファーストの会の得票順で議席を獲得しています。

2021年都議選(江東区)の結果

品川区(欠員1)

無所属で当選した森澤恭子氏が2022年の品川区長選挙に立候補するため辞職し、定数4のうち欠員は1です。

6月11日時点で、無所属新人のしのはらりか(しのはら・りか)氏、自民党新人のせりざわ裕次郎(せりざわ・ゆうじろう)氏、立憲民主党新人の菅原ちいね(すがわら・ちいね)氏の新人3氏が出馬を表明しています。

都議補選(品川選挙区)の予想される顔ぶれはコチラ

品川区の都議会議席数は4で、前回の結果は以下の通りでした。公明党、日本共産党、立憲民主党の順に1議席ずつ保有しています。

2021年都議選(品川区)の結果

中野区(欠員1)

都民ファーストの会の荒木ちはる氏が2022年参院選に立候補するため辞職し、定数3のうち欠員が1です。

6月11日時点で、自民党新人で元中野区議のいでい良輔(いでい・りょうすけ)氏、都民ファーストの会元職の荒木ちはる(あらき・ちはる)氏、日本共産党新人の長沢和彦(ながさわ・かずひこ)氏が出馬を表明しています。

都議補選(中野区選挙区)の予想される顔ぶれはコチラ

中野区の都議会議席数は3で、前回の結果は以下の通りでした。立憲民主党、都民ファーストの会、公明党の順に1議席ずつ保有していました。

2021年都議選(中野区)の結果

北区(欠員1)

自民党の山田加奈子氏が2023年4月の北区長選挙に立候補するために辞職し、定数3のうち欠員は1です。

5月21日時点で、自民党新人で元北区議の戸枝大幸(とえだ・たいこう)氏、都民ファーストの会新人で元北区議のこまざき美紀(こまざき・みき)氏、日本維新の会新人のきとう直樹(きとう・なおき)氏が出馬を表明しています。

都議補選(北区選挙区)の予想される顔ぶれはコチラ

北区の都議会議席数は3で、前回の結果は以下の通りでした。自民党、日本共産党、公明党の順に1議席ずつ保有しています。

板橋区(欠員1)

都民ファーストの会の木下富美子氏が前回の都議選期間中に無免許運転をしたことなどから2021年11月に辞職し、定数5のうち欠員は1です。

5月21日時点で、都民ファーストの会新人で元板橋区議の渡辺よしてる(わたなべ・よしてる)氏、自民党元職の河野ゆうき(こうの・ゆうき)氏、日本維新の会新人の津田ふみや(つだ・ふみや)氏、日本共産党新人の竹内愛(たけうち・あい)氏が出馬を表明しています。

都議補選(板橋区選挙区)の予想される顔ぶれはコチラ

板橋区の都議会議席数は5で、前回の結果は以下の通りでした。得票順は、公明党、立憲民主党、都民ファーストの会、自民党、日本共産党でした

2021年都議選(板橋区)の結果

足立区(欠員1)

自民党の高島直樹氏の死去に伴い、定数6のうち欠員が1となっています。

6月11日時点で、自民党新人の榎本ふみこ(えのもと・ふみこ)氏、立憲民主党新人で足立区議の銀川ゆい子(ぎんかわ・ゆいこ)氏の新人2人が立候補を表明しています。

都議補選(足立区選挙区)の予想される顔ぶれはコチラ

足立区の都議会定数は6で、自民2、公明2、都民ファ1、日本共産党1で議席を分け合っていました。

2021年都議選(足立区)の結果

八王子市(欠員1)

自民党の西山まさる氏の死去に伴い、定数5のうち欠員が1となっています。

6月11日時点で、自民党新人の馬場たかひろ(ばば・たかひろ)氏が出馬を表明しています。

都議補選(八王子市選挙区)の予想される顔ぶれはコチラ

八王子市の定数は5で、自民2、公明1、共産1、立憲1の議席配分でした。

府中市(欠員1)

自民党の鈴木錦治氏の死去に伴い、定数2のうち欠員が1となっています。

6月11日時点で、自民党新人で元府中市議の増山あすか(ますやま・あすか)氏、無所属新人の甲田直己(こうだ・なおき)氏、無所属新人のしのはらけいこ(しのはら・けいこ)氏の新人3人が立候補を表明しています。

都議補選(府中市選挙区)の予想される顔ぶれはコチラ

府中市の定数は2で、都民ファーストの会と自民党が1議席ずつ保有していました。

2021年都議選(府中市)の結果

国政からの影響はどう出る?そして、都議会の第一会派はどうなる?

現在、東京都議会の会派人数は、多い順に自由民主党27人、都民ファーストの会26人、公明党23人、日本共産党19人、立憲民主党15人、ミライ会議4人、無所属(東京維新の会)1人、無所属(地域政党 自由を守る会)1人、無所属(グリーンな東京)1人、無所属(都議会生活者ネットワーク)、無所属(新風の会)1人です。

これに対し、補選立候補者数の内訳は自民党が全選挙区に立てており8人を擁立。次いで、無所属が5人(江東区2人、品川1人、府中市2人)。都議会第2会派の都民ファは3人、共産が3人、立憲が2人、維新が2人でした。

特に注目ポイントは、この補選の結果次第で第一会派が入れ替わる可能性があることです。国政からの逆風が強まる中で自民党が第一会派を維持するのか、都民ファーストの会が議席数を伸ばすのか。また、立憲民主党、日本共産党、日本維新の会はいかに都議会での勢力を伸ばしていくのか。さらに、無所属新人たちはいかに都民からの支持をあつめていくのか、などなど注目ポイントは尽きません。

また、6月19日までに新たな欠員が出ると補選の選挙区が増える可能性があります。

選挙ドットコムでは、都知事選に合わせて都議補選の情報も発信してまいります。ぜひ有権者の皆さんは投票先を選ぶ際の参考にしてください!

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