過去8年で最高糖度 倉吉でタカミメロン査定会

タカミメロンを切り分け、品質を確認する関係者=11日、倉吉市越殿町のJA鳥取中央倉吉メロン共同選果場

 メロン栽培が盛んな倉吉市のJA鳥取中央倉吉メロン共同選果場(同市越殿町)で11日、タカミメロンの査定会が開かれ、生産者らが糖度の高い上々の出来栄えを確認した。

 タカミメロンは、楕円(だえん)形で甘みが強く、豊富な果汁を含んだ滑らかな口当たりが特徴。今季は17戸が1.65ヘクタールで栽培している。

 査定会には関係者約15人が参加し、持ち込まれたメロン5玉の形や品質などを慎重に見定めた。測定の結果、出荷基準の15度を大きく上回る17.2度を記録する玉が出るなど、平均糖度16.6度(前年15.2度)と過去8年間で最も高い値を記録した。

 同JA倉吉メロン生産部の佐々木敬敏部長は「どのメロンを食べても同じ味を楽しんでもらえることが大切。品質管理を徹底したい」と気を引き締めた。

 7月上旬ごろまで県内や大阪市場などに出荷され、販売金額は1750万円を見込む。同選果場では13、16、18日の3日間、特別価格で注文を受け付けるフェアを開催する。

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