【独自】「最期は日本で過ごしたい」 特殊詐欺グループ“JPドラゴンの男” 病気を理由に出頭か

フィリピンを拠点とする特殊詐欺グループ、「JPドラゴン」のメンバーとみられる男が逮捕された事件で、男は現地で出頭していて、病気を理由に「最期は日本で過ごしたい」と話していたことが分かりました。

11日に逮捕された「JPドラゴン」のメンバーとみられる鹿児嶋孝之容疑者(55)は、去年4月、ほかの実行役らと共謀し、埼玉県の男性に警察官を装って電話をかけキャッシュカードを盗んだ疑いが持たれています。

今年3月にフィリピンの入国管理局に身柄を拘束されましたが、捜査関係者などによりますと、鹿児嶋容疑者は当局に出頭していて、病気を理由に「最期は日本で過ごしたい」などと話していたことが分かりました。

「JPドラゴン」は「ルフィ」を名乗り広域強盗などをフィリピンから指示したとされる今村磨人被告とつながりがあるとみられています。

警察は鹿児嶋容疑者の組織内での役割など、実態解明を進めていくとしています。

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