「緑なのに青リンゴ」日本の変なところ 外国人によるスピーチコンテスト 長崎

外国人技能実習生らの日本語能力向上と相互理解を目的にした日本語スピーチコンテストが、長崎県諫早市で開かれました。

テーマは「日本の変なところ」です。

参加したのはインドネシアとミャンマー出身の8人。長い人では3年以上、日本で働います。母国との言葉や文化の違いについて日本語でスピーチしました。
インドネシア出身で来日1年のサンギタ・マハラニさん(21)は、日本人が電話で誰も見てないのにお辞儀をしながら話している様子をユーモラスに語りました。

1位に選ばれたのはインドネシアから来日して1年、障がい者福祉施設で働くエニ・ヌル・ライリさんです。
ライリさんは「緑色のりんごを日本ではなぜ青りんごと言うのか?信号は緑色なのになぜ青というのか?」など日本で感じた色の表現の不思議さをスピーチしました。

主催した団体では今後も、国を越えた交流拡大につながる取り組みを続けていきたいとしています。

※なぜ緑色のモノを「青」と表現するのか?日本では平安時代、色を表す言葉の中に「緑」が存在せず、幅広い色を「青」と呼んでいた名残ともいわれています。

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