「食べ物から糸が出た」払い戻し要求…「常習的な払い戻しカップル」に数十人が被害=韓国

韓国プサン(釜山)市ヨンジェ(蓮堤)区で常習的にフードデリバリーを頼んだ後、「糸が出た」として払い戻しをさせていたカップルが店主から告訴された。

11日JTBC「事件班長」によれば、釜山市蓮堤区で昨年11月飲食店の従業員として仕事をしていたA氏は、あるお客さんから配達された食べ物から糸が出てきたという抗議を受けた。飲食店側は、異物が出たという食べ物の写真を確認し、代金を払い戻したという。

ところが今年初め、自分の飲食店を開業したA氏は再び「食べ物から糸が出てきた」というお客さんの払い戻し要請を受けた。飲食代を払い戻したA氏は突然、過去に他の店で働いていた時の払い戻しの件を思い出して確認すると、以前払い戻し要請をした客と同じ住所だった。

これに対しA氏は3月、自営業者コミュニティに「新規店なので本当に細やかに管理している。糸が出るはずがない。他に同じことをされた人はいないか」という文を載せた。すると同じ地域の別の飲食店の店主が「私も2回やられたし、他の店長も2回払い戻したと言っている」とコメントし、このコミュニティを通じて計22人の店主が似た方式で払い戻しをさせられたという事実が明らかになった。

結局、A氏は被害店主らと一緒にこのカップルを告訴した。

一方、警察は似たような方式で払い戻し被害に遭った事業主が50人余りを越えると把握している。

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