by 加藤綾
アンカー・ジャパン、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、三菱地所・サイモンは、災害時の飲料提供や充電環境の整備を目的に「非常用電源ボックス」および「急速充電ベンチ」の初号機を、6月11日に「御殿場プレミアム・アウトレット」(静岡県)に設置した。6月13日までに他のプレミアム・アウトレットへの設置を進める。
災害時にも自動販売機を稼働できる基盤や、来場者がスマートフォンなどを充電できる環境を整えることを目的とした取り組み。アンカー・ジャパンとコカ・コーラ ボトラーズジャパンが、高出力で安全なポータブル電源を内蔵する非常用電源ボックスからの給電により稼働できる自動販売機と、充電機能を備えた急速充電ベンチを企画した。これを、三菱地所・サイモンが展開するプレミアム・アウトレットに設置する。
非常用電源ボックスは、Ankerのポータブル電源を内蔵。停電時でも最大4時間に渡って自動販売機に給電できるため、災害発生による停電時にも飲料提供を行なえる。また、災害支援型自動販売機に接続することで災害時には飲料の無償提供もできる。別途ケーブルを使用してスマートフォンなどを充電するなど、非常時用電源としても使用可能。
急速充電ベンチは自動販売機横に配備。プレミアム・アウトレット来場者がAnkerの電源タップでスマートフォンなどの機器を充電できる。災害時に限らず平常時も利用可能で、買い物中の休憩に自動販売機で購入したドリンクを片手に充電でき、来場者の利便性向上にもつながる。
今後は、6月12日に「あみプレミアム・アウトレット」(茨城県)、「りんくうプレミアム・アウトレット」(大阪府)、6月13日に「ふかや花園プレミアム・アウトレット」(埼玉県)、「酒々井プレミアム・アウトレット」(千葉県)に設置する。設置台数は、御殿場が非常用電源ボックス、急速充電ベンチ各2台、その他が各1台。
