有料生成AIが完全無料・無制限の「wrtn(リートン)」で「GPT-4o」を先行公開、Android版も配信開始/現時点では「GPT-4o」のテキスト機能のみを搭載

by 石山 裕規

「wrtn(リートン)」にて提供中のLLMを「GPT-4o」にアップデート

(株)リートンテクノロジーズジャパンは、公式モバイルアプリ「リートン」のAndroid版を6月7日にリリースした。Google Play ストアより無料でダウンロードできる。また、iOS/Android版の公開を記念し、アプリ版およびブラウザー版にて提供中の大規模言語モデル(LLM)を「GPT-4o」にアップデートした。

「リートン」は、同社が提供中の生成AIチャットサービス「wrtn(リートン)」のモバイルアプリ版。同サービスはLLMの生成AIをベースとし、それを日本語版にしたAIプラットフォームで、グローバルユーザー数はすでに300万人以上を突破。登録するだけで、有料版の「ChatGPT」などに搭載されている機能を無料・無制限で利用可能なのが特徴となっている。

今回、5月31日にリリースされたiOS版に続いて、Android版の登場となる。モバイルアプリ版では、チャット機能や画像生成機能、「AIキャラメーカー」など、ブラウザー版で人気の機能に加えて、AIおすすめのニュースやトレンドを毎日配信するアプリ版の新機能「トレンド by AI」も実装されている。さらに、米Anthropicの最新LLM「Claude 3」を事前登録者に向けて提供中。

「wrtn(リートン)」のAndroid版アプリ

また、iOS/Android版の公開を記念し、ブラウザー版およびモバイルアプリ版にて提供されているLLM「GPT-4 Turbo」が米OpenAIの最新モデル「GPT-4o」にアップデートされた。今回はベータ版でのテスト提供となり、執筆時点では「GPT-4o」のテキスト機能のみの搭載となるが、こちらも無料・無制限で提供されている。

ただし、負荷や動作テストにより、不具合および臨時メンテナンスの可能性があるとのこと。サービス内における「GPT-4o」の正式リリースは後日を予定している。

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