神戸市 外国人生徒らを支援 小中学校で自動翻訳サービス導入

日本語を十分に習得していない外国人生徒を支援するため神戸市の小中学校で、自動翻訳のサービスが導入されています。

神戸市立の小学校と中学校、それに義務教育学校では新たに来日した外国人など日本語を十分に習得していない児童や生徒を支援するためことし5月から自動翻訳のサービスが導入されています。

神戸市は通訳や翻訳を行う支援員を学校に派遣していますが、9年前と比べて外国籍の児童や生徒数が、およそ1.4倍になるなど母国語支援や日本語指導の需要が高まり、支援員が不在となる時間帯の学習支援が課題となっていました。

民間企業のポケトークが提供するこのサービスは、教員が話す日本語が児童や生徒の母国語に瞬時に自動翻訳され、手元のパソコンに表示される仕組みで、学校に導入されるのは全国の自治体で初めてだということです。

このサービスはこれまでに神戸市内のおよそ20の学校で導入されていて、市は今後、学校側の要望に応じて導入を進めていくとしています。

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