トヨタが全米で開催されるNFLフラッグトーナメントのプレゼンティングパートナーに就任

NFLフラッグのロゴ【NFL】

『Toyota Motor North America(トヨタ・モーター・ノース・アメリカ)』とナショナル・フットボール・リーグ(NFL)が現地11日(火)に発表したところによると、トヨタが全米で開催されるNFLフラッグトーナメントのプレゼンティングパートナーになったという。このパートナーシップは“NFL Flag Championships & Regional Tournaments (NFLフラッグ・チャンピオンシップ・アンド・リージョナル・トーナメント)”および“NFL Flag League Play (NFLフラッグ・リーグ・プレー)”まで及ぶ。

NFLフラッグはNFL公式のフラッグフットボールプログラムであり、若いアスリートに非接触型のフットボールをプレーする機会を提供している。

展開が早く、親しみやすい、誰もが参加できるフラッグフットボールは、驚異的な成長を遂げているスポーツだ。現在、世界100カ国以上で2,000万人以上がプレーしており、中でも女性や女子の参加が最も急速に増加している。

NFLのオフィシャル・オートモーティブ・パートナーであるトヨタは、全米各地で行われる地域および全米規模のNFLフラッグトーナメントを通じて、フラッグフットボールを盛り上げ、発展させる機会を得た。このパートナーシップの模様は、トヨタ主催のNFLフラッグ選手権で初めて目にすることができる。この世界最高峰のユースフラッグフットボールトーナメントは、7月19日(金)から21日(日)にわたってオハイオ州カントンのホール・オブ・フェイム・ビレッジで開催される予定だ。NFLフラッグ選手権には、全米各地のNFLフラッグ地域大会の優勝チームと世界各国からの6チームを含む、計280を超える男子、および女子チームが参加。また、トヨタは今大会の男子(18歳以下)および女子(15歳以下)部門の決勝戦の、『ESPN』および『Disney(ディズニー)』による生放送のスポンサーも務める見込みだ。

この契約の一環として、トヨタと全米1,200ものディーラーは、アメリカ国内におけるNFLフラッグの公式運営スポンサーである『RCX Sports(RCXスポーツ)』と提携し、1,800以上の地域リーグにこのパートナーシップを拡大する。これに伴い、トヨタは70万人以上のユース選手が参加する、このアクセスしやすい非接触型プログラムに関与することになる。

このパートナーシップに先立って、フラッグフットボールは——国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)が主導し、NFLが支援する中で——2028年ロサンゼルス・オリンピック競技大会に採用されている。NFLはIFAFと協力し、グローバルな規模でフラッグフットボールの草の根レベルからエリートレベルまでの発展と成長に投資している。

トヨタ・モーター・ノース・アメリカのグループ副社長兼トヨタ部門ジェネラルマネジャー(GM)であるデイブ・クリスト氏は「われわれはファンでいっぱいのスタジアムだけでなく、全米のフットボールを愛する人々が集うグラウンドでも、フットボールの楽しさを分かち合いたいと考えている」と述べ、次のように続けた。

「われわれがNFLフラッグと連携することで、性別、年齢、民族、身体能力を超えて、より多くの人々がこのスポーツをプレーできるようになる。これはすべての人々にモビリティを提供するというわれわれのミッションと一致しており、包括性へのコミットメントを強調している」

また、NFLのフラッグフットボール担当副社長ステファニー・クロックはこう語っている。

「NFLフラッグは驚異的な発展を遂げてきましたが、創設当初から変わらないものがあります。それはすべての少年少女にフットボールを通して競い合う機会を与えて、ひいてはこのスポーツがもたらす恩恵を体験してもらうことです。フラッグフットボールは、ユースのフィットネスやチームワークを促進し、自尊心を育みます。トヨタが私たちと同じように、フラッグフットボールの成長に数え切れないほどのメリットを見いだしていることを誇りに思うとともに、フラッグフットボールへの取り組みにおける、彼らとのパートナーシップを楽しみにしています」

トヨタはこの夏、地域および全米選手権で使われるすべてのNFLフラッグジャージに共同ブランドを掲げるほか、フィールド上の看板や“NFLフラッグ・リーグ・プレー”の各フラッグベルトにもロゴを入れることになる。このパートナーシップにより、トヨタは全米選手権でファンフェスティバルを開催し、NFLおよびNFLフラッグのコンテンツチャンネルを通じてさまざまなコンテンツを提供することで、ファンや選手の体験を充実させることができる。また、今回の契約により、トヨタは『NFLオナーズ(NFL Honors)』の放送において、“NFLフラッグ・プレーヤーズ・オブ・ザ・イヤー(NFL Flag Players of the Year)”賞のプレゼンティングパートナーも務めることとなった。

『RCXスポーツ』のCEOであり、NFLフラッグのアメリカ国内担当エグゼクティブディレクターであるイゼル・リースは「トヨタと提携を組むことは、草の根レベルのスポーツ体験を全米の地域社会にもたらすというわれわれの構想の中で、画期的な出来事だ」と述べ、次のように続けた。

「トヨタのディーラーは、それぞれのサービスを提供している地域に深く根ざしている。彼らのサポートにより、この展開の早い、手頃な価格でアクセスしやすいゲームを、アメリカのより多くの地域や町に提供する機会が開かれるだろう。ともに取り組むことで、ただのゲーム以上のものを作り上げていく。団結力を育み、次世代のアスリートを力強く育成することができると思う」

NFLのレジェンドであり、トヨタのアンバサダーを務めるイーライ・マニングは「私自身、子どもの頃からフラッグフットボールをプレーしたり、自分の子どもたちがプレーする姿を見たり、プロボウルゲームでヘッドコーチを務めたりする中で、NFLフラッグがいかにフットボールの未来の原動力となっているかを実感している。トヨタとNFLが共有する価値観と、フラッグフットボールこそ何百万人もの人々がフットボールをプレーする喜びを味わうチャンスになるという信念に共感している」とコメント。

トヨタの1,200を超えるディーラーは、それぞれの地元市場でNFLフラッグの資産を活用することができる。“NFLフラッグ・リーグ・プレー”を通じて地域を代表すべく、『RCXスポーツ』と地元のディーラーは共同ブランドのロゴが入った短パンや看板を用意する予定だ。さらに、ディーラーは複数のレベルで地元リーグに関与し、大きな影響を与える機会を得る。

【KO】

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