ベンガルズWRチェイスが新契約を追求しつつミニキャンプに参加、タグ指定のWRヒギンズは欠席

シンシナティ・ベンガルズのジャマール・チェイス【AP Photo/Sue Ogrocki】

ワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスは参加必須のミニキャンプをホールドアウトしなかった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、シンシナティ・ベンガルズのスターレシーバーであるチェイスが、現地11日(火)に開始した参加必須のミニキャンプに出席していたという。チェイスは10日に実施されたベンガルズのメディアセッションにも姿を見せていた。

チェイスのチームメイトであるWRティー・ヒギンズはベンガルズからフランチャイズタグをつけられたものの、テンダーにはサインしておらず、ミニキャンプに参加していなかったとラポポートは伝えている。ヒギンズは正式な契約下にないため、参加必須のミニキャンプを欠席しても罰金の対象にはならない。双方が契約合意を目指す中で、ヒギンズの欠席は予想されていた。

チェイスは新しい契約を求めて、このオフシーズンに実施された自主参加のOTA(チーム合同練習)を欠席したが、罰金を避けるためにミニキャンプには参加することを選んでいる。

スターワイドアウトであるチェイスの新人契約はあと2年残っており、2024年の基本給はわずか105万5千ドル(約1億6,585万円)で、2025年には5年目オプションによって2,181万6千ドル(約34億3,074万円)を受け取ることになっている。

このオフシーズンにワイドレシーバーの契約金額が急騰する中、チェイスも大型契約の締結を目指している選手の1人だ。同様に、ヒギンズ、WRシーディー・ラム(ダラス・カウボーイズ)、WRブランドン・アイユーク(サンフランシスコ・49ers)も大型契約を模索している。

WRジャスティン・ジェファーソン(ミネソタ・バイキングス)が先週に結んだ延長契約の4年1億4,000万ドル(約220億1,598万円)という金額は、チェイスがいずれ契約を結ぶときの基準となるかもしれない。その場合、チェイスはクオーターバック(QB)以外のポジションで、最も高額の報酬を誇る選手になる可能性がある。

過去3シーズンすべてで1,000レシーブヤードを超えているチェイスは、2023年にはQBジョー・バロウが7試合を欠場していたにもかかわらず、レシーブ100回で1,216ヤード、タッチダウン7回をマークしている。

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