維新 都知事選の独自候補擁立断念「我々としては静観」別の候補者支援も否定的

日本維新の会の馬場伸幸代表(59)が12日、東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への党の独自候補擁立を断念することを明らかにした。

馬場氏は、国会内で開かれた国会議員団の役員会で「独自候補を擁立するメリット、デメリットを計算すると、メリットが勝る状況にない」と述べた。

藤田文武幹事長(43)は同日、国会内での会見で「さまざまな独自候補を検討して調整してまいりましたが、総合的な判断をして独自候補の擁立は断念という形にします。すでに出ている方々を含めて、我々としては都知事選については静観するという態度で臨みたい」と説明した。

別の候補者を支援するかどうかを問われた藤田氏は「今のところ、自主投票という対応はしていない。我々としては、動かず静観するというのが現状のコンディション。ゼロではないが、それはない」とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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