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水害などの災害が起こりやすい出水期に入る中、聴覚に障害のある子どもたちに災害を疑似体験してもらう防災教室が6月12日、千葉県市川市で行われました。
防災教室は、筑波大学附属聴覚特別支援学校で行われ、5、6年生の児童合わせて13人が参加しました。
児童たちは、自然災害から身を守るため、災害の種類・特徴や安全な避難方法などを学んだほか、避難所で健康を保つための軽い運動などを実際にやってみました。
また、最新技術を活用した疑似災害体験では、児童たちが専用のゴーグルを着用し、拡張現実「AR」で再現された浸水した体育館からの避難に挑戦。
傘で足元の安全を確認しながら障害物を避けてゆっくりと歩く、浸水時の避難を体験しました。
参加した児童はー
「ARゴーグルを着用したとき(障害物の)三角コーンが見えなくて怖かった。マンホールに落ちたら危ないので、傘で安全を確認してから歩くように気をつけようと思った」
伊藤僚幸 校長
「遠いところから子どもたちが通っている。通学時の(災害)リスクが高い。視覚的な体験に取り組めたのは、子どもたちにとって有意義な体験になった」