コンビニ強盗の男に有罪判決 群馬・前橋地裁

 コンビニで店員を刃物で脅して食料品などを奪ったとして、強盗の罪に問われた群馬県伊勢崎市の無職の男(47)の判決公判が11日、前橋地裁であった。黒田真紀裁判官は「困窮による犯行だが、原因は無計画な出費だ」として懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑・懲役5年)を言い渡した。

 黒田裁判官は判決理由で「家からナイフを持ち出し、袋詰めした商品が置かれたレジから陳列棚まで店員を連れ出してから刃物を突きつけていて、一定の計画性がある」と指摘した。

 判決によると、3月28日午前2時50分ごろ、同市のコンビニで店員=当時(35)=に果物ナイフを突きつけて脅し、スパゲティ1個など計33点(販売価格計8363円)を奪った。

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