ウンチ袋のうっかり忘れも!犬との生活でよくあるピンチと対応方法

犬と生活していると、窮地に立たされることが多々あります。どんな場面でどんな危機が訪れるのか知っておくと、落ち着いて切り抜けることができるでしょう。今回は、犬の飼い主さんがよく遭遇するピンチとその対応方法について、獣医師の藤本聖香先生に伺いました。

ウンチ袋を忘れる

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散歩の必需品、ウンチ袋。これがないと、愛犬が途中でしたウンチを回収できず、非常に困ります。それなのに、ついうっかり忘れて「ピンチ!」となるケースが少なくないもよう……。

ウンチ袋を忘れてしまったときの対応方法

ウンチ袋を忘れてしまったときは、通りかかったほかの飼い主さんにウンチ袋を1枚わけてもらうか、道に落ちている葉や、お菓子の袋などに包んで持ち帰るといいでしょう。どちらの方法も難しい場合は、ウンチをした場所を覚えておき、急いで帰宅してウンチ袋を取ってくるというのもひとつの手です。

事前に予備のウンチ袋を、リードに1、2枚結びつけておくと安心ですよ。

道路や地面にした下痢が取れない

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なぜか犬は、散歩中に限って下痢をすることがあります。下痢をした場所が場所だと、道路の凸凹や草の間にウンチが入り込み、きれいに取れないことも。下痢を片づけている間、周囲から受ける視線も気になります……。

下痢が取れないときの対応方法

愛犬が下痢をしたら、ある程度、ちり紙やウエットティッシュなどで汚れをふき取ります。その後、水を勢いよくかけて、残った汚れを流すといいでしょう。

また、散歩の途中、愛犬がウンチの体勢になったら、下にちり紙やトイレットペーパーを敷きましょう。そうすることで、したのがたとえ下痢でも回収しやすくなります。

愛犬の排泄物を踏む

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知らないうちに愛犬がそそうをしていて、飼い主さんが排泄物を踏んでしまうこともあります。

愛犬の排泄物を踏んだときの対応方法

思いがけず愛犬の排泄物を踏んだときは、あせって片足立ちをしたまま転ばないよう注意をしましょう。なお、そそうの後始末をするときは、犬を叱ったりせず、淡々と進めるようにしてくださいね。

犬のトイレ関係のピンチは、飼い主さんだけでなく、まわりにも迷惑や影響を与えてしまいます。そのため、ウンチ袋など持ち物の確認はしっかりと行い、ピンチが起きたときはすばやく対応するよう心がけましょう。

お話を伺った先生/藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/2024年5月号『犬との暮らしは「どうしよう」がいっぱい!飼い主さんのあるあるピンチ図録』
文/宮下早希
※記事と写真に関連性がない場合もあります。

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