日経平均は反落、258.08円安の「38,876.71円」で取引終了…重要イベントを前に閑散相場が続く【6月12日の国内株式市場概況】

2024年6月12日(水)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

6月12日の日経平均株価は、朝方から軟調な展開となりました。米国で5月の消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えるなか、持高調整の売りが入ったとみられます。指数は寄り付きに下げてはじまったのち、取引時間中は小幅な値動きに終始し、前日比258.08円安の38,876.71円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが51銘柄、値下がりが170銘柄、変わらずが4銘柄。

日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、リクルートホールディングス〈6098〉、テルモ〈4543〉、第一三共〈4568〉、ソニー〈6758〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、TDK〈6762〉、ファナック〈6954〉、日東電工〈6988〉、ディスコ〈6146〉、ソフトバンクグループ〈9984〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は15億0,100万株となり前日と比べて増加した一方、売買代金は3兆3,653.15億円となり、前日と比べて減少。今月10日(月)に記録した3兆3,195億円に次いで、今年2番目の少なさとなりました。

業種別では、石油・石炭製品、鉱業が上昇した一方、パルプ・紙、証券業、海運業、不動産業、精密機器などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がメディカル・データ・ビジョン〈3902〉で+62円(+12.28%)の567円、2位がラクスル〈4384〉で+88円(+9.63%)の1,002円、3位が保土谷化学工業〈4112〉で+400円(+7.74%)の5,570円となりました。

一方、値下がり下位は、1位がFPパートナー〈7388〉で-700円(-14.81%)の4,025円、2位が東宝〈9602〉で-418円(-8.18%)の4,692円、3位がK&Oエナジーグループ〈1663〉で-245円(-5.92%)の3,895円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは52銘柄、年初来安値を更新したのは36銘柄でした。

© 株式会社幻冬舎ゴールドオンライン