「Pixel 8」シリーズに外部モニター出力機能。カメラも強化

by 酒井隆文

「Pixel 8 Pro」

Googleは、Pixelデバイス向けに新機能やアップグレードを行なう「Feature Drop」の2024年6月分の提供を開始した。Pixel 8シリーズでは、USB Type-Cケーブルを使っての外部モニター出力が可能になる。

各機能は12日より順次、数週間をかけて展開される。

Pixel 8a/8/8 Proの3モデルでは、端末上のコンテンツをPCモニターなどの大画面で表示可能に。USB Type-Cケーブルで接続することで、お気に入りの映画や番組、スライドなどをより大きな画面で楽しめる。

同じくPixel 8シリーズでは「デバイスを探す」機能がアップデートされ、電源がオフのときやバッテリーが切れているときでもスマートフォンの位置を特定できるようになった。位置情報データは暗号化され、Googleに共有されることもないという。

そのほか、Pixel 8/8aで「Googleの最も効率的なAIモデル」だというGemini Nanoを利用可能に。開発者向けオプションから利用できる。

HDR+撮影機能が強化される

カメラ機能も強化され、HDR+での撮影時にシャッターボタンを1回押すだけで最高の瞬間を自動的に識別できるようになった。これにより、常に焦点の合った状態の笑顔を記録できるという。同機能はPixel Tablet、Pixel Fold、Pixel 6 以降のスマートフォンで利用可能。

使用するレンズの選択が可能に

またPixel FoldとPixel 6 Pro、Pixel 7 Pro、Pixel 8 Proでは、写真撮影時に使用するレンズを手動で選択可能になり、撮りたい写真に合ったレンズをユーザー自身で決められる。

そのほかPixel Watch 2には自動車事故検出機能が追加されたほか、Google Homeアプリが改良され、スマートウォッチからより多くの操作が可能に。Pixel Tabletではハブモードでホルダーにセットされている際、玄関のインターホンが鳴った際に玄関にいる人のスナップショットがドアベルの通知に表示されたり、互換性のあるスマートホームデバイスにさらに素早くアクセスできる機能などが追加されている。

「Pixel Watch 2」には自動車事故検出機能が追加される

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