全国で広がる“プレコンセプションケア”って? 婚姻届を出した夫婦に啓発 愛媛・松山市

若い世代に将来の妊娠や出産に備え、健康状態と向き合ってもらう取り組み、「プレコンセプションケア」が全国で広まりつつあります。

愛媛県松山市は新婚カップルに向けた新たな取り組みを始めました。

松山市役所の窓口で、婚姻届けを出すためにやってきた新婚カップルに渡されたのは、葉酸サプリメント5日分と「プレコンセプションケア」に関する啓発冊子です。

「プレコンセプションケア」は若い世代に将来の妊娠や出産に備え、健康状態と向き合ってもらう取り組みで、全国で広まりつつあります。

(女性)
「普段あまり健康に気を使ったりしないので、こういうのがあると便利」

(男性)
「こういう言葉も初めて聞いたし、こういう冊子があると、見てみて知識を深めるきっかけにもなるのかなと思う。妊娠前から葉酸を積極的に摂りましょうと書いてあるので、今後そういうのにも気を付けながら生活していけたらと思う」

松山市は今年3月、女性のライフステージを支援する会社「ベルタ」と連携協定を結び、「プレコンセプションケア」の啓発を進めていて、配布する葉酸サプリメントと啓発冊子500セットがベルタから市に寄贈されました。

(ベルタ森谷悠平取締役)
「プレコンセプションケアという生活とか健康に対して、しっかり夫婦で向き合う時間を作ってもらうというのが最も重要。人生におけるひとつのツールとして活用してもらいたい」

松山市は、18歳から29歳の女性を対象に健康状態や性感染症などを検査する「プレコンチェック」を呼びかけていて、1人3万円を上限に補助を行っています。

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