20歳で181㎝・91kgの”女大怪獣”ボジラが初代王座戴冠へ向け咆哮ッ!UN王座&スーパーフライ級王座の初代王者決定トーナメントが開催決定!

11日、東京都・後楽園ホールにて『MARIGOLD Grand Opening Wars2024』が開催。ユナイテッド・ナショナル王座、スーパーフライ級王座の初代王者決定トーナメント開催が決まった。

マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンでスターダムの『NEW BLOOD』にて偽中野たむとしてプチブレイクした石川奈青が所属に。
さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。
後楽園ホールで行われた旗揚げ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その後の大会でも札止めや超満員を連発しており、快調な滑り出しを見せている。

マリーゴールドでは、独自のベルトを4本創設したことを発表。
団体最高峰の“赤いベルト”マリーゴールド・ワールド王座、アントニオ猪木さんが巻いたベルトにあやかった“白いベルト”マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座(UN王座)、55kg以下の軽量級選手のためのマリーゴールド・スーパーフライ級王座。上記3本のシングル王座に加え、タッグ王座であるマリーゴールド・ツインスター王座もラインナップされた。

初代王座決定戦の日程等は一切発表されていなかったが、選手たちは自身が目指す王座に向けて猛アピールを開始。目標を同じくする選手同士には自ずとライバル関係が芽生えていった。

この日の第3試合では、桜井麻衣&松井珠紗vs翔月なつみ&CHIAKIのタッグマッチが実施。
アクトレス出身である松井と翔月は元々互いにライバル意識を持っていたが、目標も同じスーパーフライ級王座ということでさらに過熱。実質的には松井の方がキャリアが長いものの、翔月はアクトレスの至宝たるAWGシングル王座の戴冠歴があり、翔月の方が“格上”とされていた。
この試合ではスーパーフライ級の闘いを強く感じさせるスピーディな攻防が展開され、松井が必殺のMKD(マツイ・カワイイ・ドライバー)で翔月から直接3カウントを奪った。
マイクを取った松井は「この場を借りて言わせていただきたいことがあります。これからできるスーパーフライ級のベルト、自分、取りに行きますのでよろしくお願いします!」と宣戦布告。
これを受けた翔月は「私だってな、ベルト取りに来てんだよ。スーパーフライかけてトーナメントしろや~!」と初代王座決定トーナメント開催をぶち上げた。

この日の第4試合では、青野未来&天麗皇希&後藤智香vsボジラ&マイラ・グレース&ゼイダ・スティールの6人タッグマッチが実施。
この試合で注目されたのは、青野とボジラの初対決。青野はアクトレス時代には実力面でも支持面でも不動の絶対エースとして君臨しており、マリーゴールドでも当然トップを獲ることが期待されていた。
しかし、181cm・91kgの“大怪獣”ボジラがマリーゴールド旗揚げとともに上陸したことで勢力図は一変。その圧倒的パワーと人気で早くもマリーゴールドを象徴する選手の1人となっており、軽量級以外のベルトはボジラが総取りしてもおかしくない状況となっている。

この試合でもボジラは敵味方関係無くなぎ倒す大暴れを見せ、会場をボジラコールで支配。アクトレス時代はパワーファイターとしてならした青野もボジラ相手には流石に当たり負けしてしまう。
しかし、タッグパートナーと一切協力せずに我を貫くボジラに対し、青野らはチームワークで対抗。青野がボジラを直接なぎ倒すシーンは最後まで見られなかったが、青野がゼイダをスタイルズ・クラッシュで沈めたことで試合では勝利を収めた。

試合後、マイクを取った青野は「私はUNのベルトを巻きたい。トーナメントして、チャンピオンを決めるのはいかがでしょうか?」と初代王者決定トーナメント開催をぶち上げ。これにMIRAIが名乗りを上げて青野と対峙するが、観衆の目線はこの2人を射殺さんばかりに睨みつけていたボジラに集まる。
ボジラは「あんたたちじゃ相手にならない。ベルトは私のものよ。あんたたちが戦おうとしているのはボジラよ?戦えば全員がリングに倒れる。なぜかわかる?一番高くて強くてでかいのが私だからよ!SIZE DOES MATTER!」と咆哮し、2人を軽々と突き飛ばして力の差を見せつけた。

これらの動きを経て、15日の京都KBSホール大会&16日の名古屋国際会議場大会にて両王座の初代王者決定トーナメント開催が決定。
15日の京都大会では、松井珠紗vsマイラ・グレース、翔月なつみvsゼイダ・スティールの2試合が初代スーパーフライ級王座決定トーナメント1回戦として実施。
16日の名古屋大会では、野崎渚vsボジラ、MIRAIvs青野未来の2試合が初代ユナイテッド・ナショナル王座決定トーナメント1回戦として実施。
各試合の勝者同士が7月13日の両国国技館大会で実施される決勝戦で初代王座を争う。

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