ChatGPT、学生4割超・教職員3割が利用経験あり

職業別 ChatGPTの認知と利用

NTTドコモのモバイル社会研究所は2024年6月10日、生成AIの認知と利用動向についての調査結果を発表した。ChatGPTを「聞いたことがある」人は約半数で、利用したことがある人は15%となった。どの世代でも男性のほうが女性より利用しており、学生の4割超、教職員の約3割が利用していることがわかった。

「2024年一般向けモバイル動向調査」は2024年1月、全国の15~79歳の男女を対象にインターネットで実施した。有効回答数は6,440人。

生成AIサービスの認知・利用について、ChatGPTを「よく利用している・利用したことがある」が合計で約15%となった。また「聞いたことはある」という人も約半数いて、認知率(「よく利用している」「利用したことがある」含む)としては6割を超えた。

性年代別にみると、どの世代でも男性のほうが女性よりもChatGPTを利用していることが明らかになった。特に「よく利用している」「利用したことがある」をあわせると、20代男性で約4割、10代男性では5割を超え、若年層ほどChatGPTを利用していることがうかがえる。

男性は30~70代までChatGPTを「聞いたことはある」と回答した人が5~6割で、女性も70代で約3割、60代で約4割、50代で約5割となった。幅広い世代にChatGPTの認知が広がっていることがわかった。

職業別にみると、もっとも利用しているのは学生で、4割超がChatGPTを利用していた。教職員では約3割、会社員、公務員、自営業は約2割の人がChatGPTを利用していることがわかった。

中川和佳

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