上方落語をけん引 落語家 桂ざこばさん死去 76歳

上方落語を代表する落語家の桂ざこばさんが、ぜんそくのため12日、大阪府内の自宅で亡くなりました。76歳でした。

大阪市出身の桂ざこばさんは1963年に落語家・桂朝丸として、後に人間国宝となる桂米朝さんに入門しました。

1988年に二代目・桂ざこばを襲名。1992年と2003年に上方お笑い大賞を受賞するなど、上方落語の振興に尽力しました。

テレビやラジオで活躍する傍ら、阪神淡路大震災の際には被災者を勇気づけようと、当時の桂三枝さんと共に被災地で「ひょうご寄席」を開いて自ら高座にあがり、笑いによる心のケアに努めました。

所属事務所によりますと、ざこばさんは12日午前3時過ぎ、ぜんそくのため大阪府内の自宅で息を引き取ったということです。76歳でした。

葬儀は家族のみで執り行われ、後日お別れの会を予定しているということです。

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