久保建英「来季は進化したプレー見せたい」 スペインで新たな武器“習得”「ここ2年くらいで」

イベントに登場した久保建英【写真:石川 遼】

新製品ローンチイベントに出席

日本代表MF久保建英が来シーズンに向けて、持ち味であるドリブルの“進化”を誓った。

久保は6月11日に北中米ワールドカップのアジア2次予選最終戦のシリア戦に3-4-2-1システムのシャドーの一角で先発出場し、後半17分までプレー。ドリブルからのチャンスメイクでMF堂安律のゴールを演出すると、さらに相手のオウンゴールを誘発するなど5-0の勝利に貢献した。

試合の翌日となった12日、久保は新製品ローンチイベント「アディダスフットボールプレゼンツ タケトーク!F50 エディション」に出席。シリア戦でも着用した新スパイク「F50」の発表に立ち会い、トークショー後にはメディアの取材に応じた。

今月4日に迎えた23歳の夢や目標を問われると「将来の夢とかそういうことを話すのは好きじゃない」と前置きしつつも、「1つ1つの小さな目標をクリアしていった結果が今の僕なので、まずは一旦リフレッシュして、来シーズンは進化した僕のプレーを見せたいなというのが今の目標です」と語った。そして、進化の具体的な方向性についても明らかにした。

「昨日の試合(シリア戦)ではいい感触でプレーできたので、身体にこのF50をさらに馴染ませてさらに一段階進化したプレー。具体的に言うと今までの僕は中へのカットインが主なプレースタイルだったんですけど、ここ2年くらいで縦にもいけるようになった。その縦を来シーズンはより一層進化させたいなと思います」

スペイン1部レアル・ソシエダの中心選手として活躍し、ステップアップも移籍の噂も絶えない久保のさらなる成長の行方に注目だ。(石川 遼 / Ryo Ishikawa)

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