チャールズ国王が「日本に敬愛の念」天皇皇后両陛下イギリス訪問控え駐日大使会見 外交官出身の皇后さまに「親しみ」も

天皇皇后両陛下の公式訪問を控え、イギリスの駐日大使が記者会見を行い、「最上級のおもてなしをご用意しております」と述べました。

両陛下は6月22日から8日間、チャールズ国王の招待を受け、国賓としてイギリスを公式訪問されます。

出発を来週に控え、ジュリア・ロングボトム駐日大使は都内のイギリス大使館で記者会見を行い、日本語で、「イギリスは天皇皇后両陛下に国賓として最上級のおもてなしをご用意しております」と述べました。

国賓としての天皇によるイギリス訪問は1971年の昭和天皇、1998年の上皇さまに続き3度目で26年ぶりです。

大使は、これまでと同様にイギリス王室の伝統に則り、25日にバッキンガム宮殿での歓迎行事や馬車のパレード、国王夫妻主催の晩餐会が行われると説明し、昭和天皇、上皇さま、陛下と3世代にわたる国賓としての訪問は「イギリス王室と皇室の強い絆と友好を改めて象徴している」との見解を示しました。

また、チャールズ国王は「日本に敬愛の念を抱いている」とし、両陛下が即位後初の外国訪問としてエリザベス女王の国葬に参列されたことを「大変ありがたく、深く感謝している」と述べました。

また、外交官として日本での駐在経験が豊富なロングボトム大使は日本語も交えて回答し、初めて東京に着任した際に、両陛下の結婚パレードを見た思い出を振り返り、同じ外交官出身で同じ歳の皇后さまについて、「仕事やキャリアが重なり親しみを感じている」と明かしました。

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