フジロック 25回目の開催へ-自然との共生、地域に感謝を込めて【新潟・湯沢町苗場】

フジロック 25回目の開催へ

今年も7月、湯沢町苗場で国内最大級の音楽イベント「フジロックフェスティバル」が開催されます。今年は苗場で25回目という節目となり、関係者は思いを込めて準備を進めています。

「フジロックフェスティバル!」7月25日が前夜祭、そして26日から3日間にわたって開催されます。
5月末、湯沢町で関係者が集まり会議が開催されました。

■スマッシュ 石飛智紹さん
「本年苗場での開催25回目、26年目ということになります。長い間支えていただいて感謝申し上げます。」

フジロックは、1997年山梨県の富士山のふもとで初開催。1999年から苗場に会場を移しました。新型コロナ禍による2020年の中断を経て、苗場で25回目の夏を迎えます。

■スマッシュ 石飛智紹さん
「ここまで本当に一緒にやってきてくださった地元の皆さん、行政の皆さん、そういった皆さんに感謝と同じく毎年通ってくださるお客さん、今年も是非湯沢町苗場で一緒に楽しみましょう。」

新型コロナ禍による落ち込みはあったものの、例年約10万人が訪れ、その経済効果からも地域にとって欠かせないイベントになっています。期間中は、苗場の森に点在するステージをつなぐ〝ボードウォーク〟。冬の間に傷んでしまうことから、開催前にスタッフやファンがボランティアとして集まり、修繕するのが恒例行事です。

■茨城から
「気持よく汗を流せる感じ。ベテランの方の技が助けてもらいながら新しく直したところも愛着がわく。」

フジロックが掲げるのは『自然との共生』。開催中のゴミの管理など、地元とファンの協力があってこその25回という歴史です。
■初回から参加 小千谷市から
「地元の人に迷惑がかかると、また楽しみが来年からできなくなるということで。そうならないようキチンとマナーは守って我々みたいな客もそういう意識でいたと思う。」

ファンは楽しみ方を心得ています。
■東京から
「外でこうやってのんびり歩きながら、歩いている途中にステージから聞こえてくると音がすごいいいし、自然豊かなのもすごい好き。」
■茨城から
「やっぱり自然の中で音楽が聴けるところ。」

主催者も地元も25回目へ、さらにその先も見すえて準備を進めます。
■スマッシュ 佐潟敏博社長
「その先はまた今後四半世紀かわかりませんけど、続けていけるように一歩目と思って今年はやっていきたい。」
■苗場観光協会 藤川智司会長
「お客さんに楽しんでもらえてそれだけのお客さんが来ていただけるから継続できる。地元の尽力は微々たるもの、微々たるものでも続けてフジロックを継続していただきたい。」

チケットは、1日券や3日間通し券などが販売中。今年は、10万人の来場が見込まれています。

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