永野芽郁「今までに無い経験でした(笑)」 映画『はたらく細胞』撮影エピソードを明かす

11日(火)に映画『はたらく細胞』の製作発表会が行われ、永野芽郁、佐藤健、武内英樹監督が登壇した。イベント内では永野がオファーされた時の戸惑いや撮影での初めての体験を語った。

原作は細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』(著者:清水茜、講談社『月刊少年シリウス』所載)。『このマンガがすごい!2016』オトコ編第7位、2017 年にフランスの新聞『ル・モンド』が選ぶ『この夏推薦する図書リスト』に選出されるなど国内だけでなく世界中から注目を集め、2018 年のアニメ化でさらにブームは過熱。以後、現在まで数々のスピンオフ作品が発表され続けており、シリーズ累計発行部1,000万部を超えるメガヒットを記録している。

製作発表会にて、本作の主人公となる赤血球を演じる永野芽郁、そして赤血球と共に体内を守る白血球を演じる佐藤健のW主演キャスト2名が解禁された。

©清水茜/講談社 ©2024 映画「はたらく細胞」製作委員会

冒頭のあいさつで永野は「赤血球を演じました永野芽郁です。こういう製作発表って言うんですか?私はなかなか(経験が)無いので、ちょっとどきどきするんですが、今日は皆様に私たちが演じるということをお伝えできてうれしく思っております!」と笑顔でコメント。赤血球役をオファーされた際に永野は「最初マネジャーさんから“永野さん、赤血球役の話が来ていて”って言われた時は、どういうことか理解できなくて…(笑)“誰が?私が赤血球役をやるの?“っていうところから始まった。きっと最初で最後になる赤血球だなって思ったのでうれしく楽しみにしておりました」と本作ならではの戸惑い(?)があったことを語った。

そんな赤血球役を実際に演じてみた感想は「やっていることは普段お仕事していることとあまり変わりはないんですが、世界観がすごくはっきりあるので、いつも以上に楽しく、純粋に自分自身がおもしろがりながらやれました!」とコメント。

大変だったことについて永野は「初日の日に、割と感情をちゃんと入れて演じるシーンがあったんですけど、横を見たら真っ白な人(佐藤健)がいるわけじゃないですか(笑)健さんと久しぶりの再会でもあって、(前回)共演してから5~6年くらいぶりにお会いして。会った姿が真っ白!真剣なシーンなのにどうしても笑いが止まらなくなるって現象が起きて、大変でした(笑)」と見慣れないビジュアルの佐藤がツボに入ってしまった苦労を語った。

2018年放送のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』以来の共演となった2人だったが、再共演について佐藤は「赤血球ってものすごいたくさんいる。(それなのに)永野さんすぐわかった。これが華かって思いました」とコメント。即座に永野は「健さん褒め上手なんです(笑)」と照れくさそうに笑った。

「健さん褒め上手なんです(笑)」と佐藤を紹介する永野

本作は全国25都市、エキストラ総勢約7500名を動員しての大規模な撮影が行われたとのことで、撮影で覚えている場所を聞かれると永野は「和歌山県で撮影した時!800人以上のエキストラの方にご参加いただいて、撮影していた時に監督が“芽郁ちゃんがいない!”ってずっとおっしゃっていて、でも私全然カメラの前にいるんです(笑)“監督、います!”ってやったらようやく見つけてくださって。みんなビジュアルが一緒なので探すのが大変。すごい記憶に残ってる。今までに無い経験でした(笑)」とここでも本作ならではの苦労があったことを語った。

司会から映画の完成に向けてどんなところに期待しているのか聞かれると、永野は「アフレコの時の映像しかちゃんと見ていないんですけど…。それでも、とんでもなくおもしろいものができるんだなと思ったので、純粋に完成が楽しみです!」と期待値の高さを語り、佐藤は「内容は間違いない。あとは、いかにヒットするのかっていうことに期待してます。こういう映画が大ヒットしてほしい!そんな世の中であってほしい」と本作に対しての熱い思いを見せた。

最後のあいさつで、永野は「今日から少しずつキャストの発表だったり、作品の続報が皆様にお届けできるんだと思うとすごくワクワクしております。なにより完成を皆様に自信を持って楽しみにしていてくださいと言える作品ができていること、(できて)いくことがすごくうれしいです!ぜひ楽しみに待っていてください!」と笑顔を見せ、終始楽しそうな印象だった。フォトセッション時には、カメラマンのリクエストにも臨機応変に対応し率先して手を振るなど佐藤をリードする姿も見られた。

映画『はたらく細胞』は12月に全国公開予定
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