SNSで儲け話 会社役員が多額詐欺被害

大津市の会社役員がSNSを通じて知り合った女を名乗る人物から、ネットでのもうけ話を持ちかけられ、2000万円を超える現金をだまし取られました。

被害にあったのは大津市の75歳の男性会社役員です。警察によりますと男性は、先月23日にSNSを通じて知り合った女を名乗る人物とLINEのやり取りをする中で、「インターネットのサイトを通じて購入した日本製品をアメリカ人に売れば収益が出る」などと、もうけ話を持ちかけられました。これを信じた男性は、今月9日までの間に9回にわたって指定された口座に入金を続け現金合わせて約2100万円をだまし取られたという事です。男性は、このサイトで商品を購入しようとしたところ購入できず金を引き出すこともできなかったことから警察に相談し、詐欺が発覚したという事です。この他、大津市内では、71歳の女性が「国産の高級ミニバン車を転売すると相当な利益が得られる」などといった電話を信じ、車の購入代金などの名目で先月、3回に渡って現金合わせておよそ1450万円をだまし取られるなどしています。いずれも被害者は、相手と実際に会ったことはありませんでした。警察では、詐欺事件として捜査しています。

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