「素足で歩ける海岸を次世代に残したい」独自開発の全地形対応車で海岸清掃 山形県ホンダ会

自動車メーカーの技術がここにも応用されている。県内のホンダディーラーで作る会が独自に開発した特殊な車両を使って鶴岡市の海岸を清掃した。

12日に鶴岡市の湯野浜海水浴場で行われた清掃活動は、ホンダディーラー8社で作る「山形県ホンダ会」が主催したもので、約100人が参加した。

この清掃活動は、「素足で歩ける海岸を次世代に残したい」とホンダが2006年から続けていて、全国では年間7000人が参加し、これまでに200カ所以上の砂浜で清掃を行っている。

12日は「サンドレーキ」と呼ぶ熊手のようなジョイントがついた全地形対応車も活動に参加した。
10センチほどを掘りながらごみを絡めとっていく車両で、海岸清掃のためにホンダの技術者が考えて独自に開発したそう。

(山形県ホンダ会・狩野慎一郎会長)
「手で拾いきれないゴミがたくさんあるので、このATV(全地形対応車)を使いながらゴミ拾いをしている。子どもたちに安全な砂浜であってほしいし、このまま次世代に残したい」

12日の鶴岡市は30℃を超え、今年最高を記録する真夏のような暑さの中、参加した人たちはこまめに休憩をとりながら作業にあたっていた。

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