「『まぁきれいなねぇ』と言うてくれるのが一番心の励み」1万9000株のアジサイが見ごろ きっかけは不法投棄

12日、日中は気温が上がって暑くなりましたね!梅雨入りしたばかりですが、まるで夏本番のような暑さでした。そんな中、高知県香南市野市町ではアジサイが見ごろを迎えています。

(リポート 遠藤弥宙 アナウンサー)
「きょうは日差しが照り付けていますが、街道は涼しく、多くのアジサイが見ごろを迎えています」

こちらの街道では、1.2キロメートルにわたっておよそ1万9000株のアジサイが見ごろを迎えています。

かつて不法投棄が相次いだ場所でしたが、およそ30年前に地元の男性2人が不法投棄を減らしたいとアジサイを植えたことがきっかけで生まれた街道です。

その1人で今も手入れを行っている横田博(よこた・ひろし)さんです。

(横田博さん)
「去年と同じくらいきれいです。『まぁきれいなねぇ』と言うてくれるのが一番心の励みになります」

横田さんによると、2024年は高知工科大学の学生とともに新たに200株を植えたということで、なかでも薄いピンクと白の花を咲かせるアナベルという品種がおすすめだということです。

12日の高知県内は四万十市江川崎で30.5℃と真夏日となったほか、本山町(で29.5℃、香美市大栃で29.4℃となるなど、ほとんどの地域で25℃を超える夏日となりました。

街道では太陽の光を受けたアジサイを日陰で楽しむ人の姿が見られました。

(始めて訪れた人)
「本当にいろいろな種類のアジサイがここまであるのかと思って驚きました」

アジサイの見頃は6月下旬までだということです。

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