横浜市の中学校給食 ご飯に異物混入で提供中止 5733食に影響、保護者に135万円返金

横浜市教育委員会(資料写真)

 横浜市立中学校の給食調理中に脱酸素剤が混入したとして、一部の学校で米飯の提供を中止していたことが12日、市教育委員会への取材で分かった。5733食に影響し、調理事業者が保護者に対し約135万円を返金する。

 市教委によると、混入があったのは「山路フードシステム」が担当する青葉、都筑、中区の22校で10日に提供された米飯。米飯に混ぜる「押し麦」のパッケージに入っていた脱酸素剤が炊飯前に混入したという。

 ランチボックスへの盛り付け後、金属探知機に反応したためふたを開けたところ、脱酸素剤が1個発見された。他にも所在不明の脱酸素剤があったため、米飯自体の提供を取りやめたという。カレーやチーズオムレツなど同日のほかのメニューは予定通り提供された。調理事業者には検品の際に別の容器に開けて確認するよう指示しているが、守られていなかった。

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