証拠品の現金盗む/元警察官の男に懲役3年、執行猶予5年の判決/岡山地裁【岡山】

事件の証拠品の現金を勤務先の警察署から盗むなどしたとして窃盗などの罪に問われた元警察官の男に対し、岡山地方裁判所は6月12日、執行猶予がついた判決を言い渡しました。
窃盗や横領などの罪に問われたのは、岡山南警察署の元巡査長松岡和寛被告(32)です。
判決によると、松岡被告は事件の証拠品として署内に保管されていた現金およそ300万円を昨年7月から10月の間に10回に分けて盗んだほか、昨年10月には捜査で訪れた岡山市内の住宅から、他人名義の通帳など12点を持ち去り横領するなどしました。
この日の判決公判で本村曉宏裁判官は、ギャンブルへ依存し金に困って及んだ犯行について「酌量の余地はない」とした上で、被告が被害弁償できるものは全て弁償するなど反省の態度を示しているとして、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

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