雪道でも安心!DUNLOPから小型トラック・バン用スタッドレスタイヤ登場

住友ゴム工業 株式会社は、DUNLOPブランドから小型トラック・バン用スタッドレスタイヤの新商品「WINTER MAXX LV01(ウインター マックス エルブイゼロワン)」を2024年8月1日から発売すると発表した。

同製品は、新開発した「インターロッキングサイプ」によりタイヤ表面に刻まれる細かい溝が凍結路面旋回時に不安定な状態になる横滑りを抑制するのが特徴となる。また、接地面積を増やす設計で「氷雪上性能」とタイヤを長く使用することができる「ライフ性能」を大幅に高めている。小型トラック用23サイズと、バン用22サイズの2サイズ展開だ。

DUNLOPの小型トラック・バン用スタッドレスタイヤ、新商品を8月発売へ~新技術で氷上路面での横滑りを抑制、安全性をさらに高める~

住友ゴム工業(株)は、DUNLOP(ダンロップ)ブランドから小型トラック・バン用スタッドレスタイヤの新商品「WINTER MAXX LV01(ウインター マックス エルブイゼロワン)」を、8月1日から発売します。小型トラック用23サイズ、バン用22サイズの展開で、価格はオープン価格です。

新商品では、「インターロッキングサイプ」を新開発し、タイヤ表面に刻まれる細かい溝が凍結路面旋回時に不安定な状態になる横滑りを抑制します。さらに、接地面積を増やす設計で「氷雪上性能」とタイヤを長く使用することができる「ライフ性能」を大幅に高めました。商用車を保有する事業者やユーザーが重視する傾向にある冬道走行の安全性やコスト抑制に対応します。

小型トラック用スタッドレスタイヤ 総合性能比較グラフ(イメージ)バン用スタッドレスタイヤ

総合性能比較グラフ(イメージ)

「WINTER MAXX LV01」は、タイヤ表面のパターンデザインに回転方向に長いサイプを施した「インターロッキングサイプ」を新開発、車両旋回時にひっかき効果を発揮し、横滑りを抑制します。さらに、様々な冬道に対応すべく氷雪上性能を高めるために、パターンデザインとトレッドプロファイル(断面形状)を一新し、接地面積を増やしました。これにより、氷雪上性能が向上するとともに、よりしっかりした接地感を得ることができます。これらの技術によって、凍結した路面で安全に止まることができる氷上ブレーキ性能が従来品「WINTER MAXX LT03M」比15%向上※1、「WINTER MAXX SV01」比14%向上※2しています。

また、接地面積の増加に加え、サイプ設計を最適化することで摩耗中期でもサイプが維持され、引っかき効果やタイヤの外観が保たれます。これにより、氷上性能が持続するとともに、ライフ性能も従来品「WINTER MAXX LT03M」比12%向上※3しています。

【※1 試験条件】
■試験場所:住友ゴム 名寄タイヤテストコース ■路面:氷盤路 ■温度:気温4℃~8℃/路面温度-1℃ ■試験方法:速度20km/hでのABS制動試験 ■タイヤサイズ:205/85R16 117/115 ■パターン:WMLV01 for LT、WMLT03M ■リム:16×5.5 ■空気圧:600kPa ■テスト車両:いすゞ エルフ ■テスト車両排気量:3,000cc ■制動距離:WMLV01 for LT=22.3m、WMLT03M=26.2m(3回のテストの平均値)
【※2 試験条件】
■試験場所:住友ゴム 名寄タイヤテストコース ■路面:氷盤路 ■温度:気温2℃~9℃/路面温度-1℃ ■試験方法:速度20km/hでのABS制動試験 ■タイヤサイズ:195/80R15 107/105 ■パターン:WMLV01 for VAN、WMSV01 ■リム:15×6.0 ■空気圧:F 325、R 400kPa ■テスト車両:トヨタ ハイエース ■テスト車両排気量:2,000cc ■制動距離:WMLV01 for VAN=19.2m、WMSV01=22.3m(3回のテストの平均値)
【※3 試験条件】
■WMLV01 for LTと比較品(WMLT03M)において、2台の車両でのスクラッチテスト ■チェック時の車両の走行距離と溝深さから、残溝2.4mm時点での走行距離を算出して比較(2台平均、後輪のみ)■タイヤサイズ:205/85R16 117/115 ■試験路面:一般道路 ■排気量:2,990cc ■駆動方式:2-D ■実走行距離:8,054 km、8,117 km ■推定ライフ(2台平均、後輪平均):WMLV01 for LT=18,283km、WMLT03M=16,308km

■採用技術
○新開発の「インターロッキングサイプ」で氷上旋回性能向上
力がかかる方向に対し垂直の引っ掛かりがあると横滑りしにくいことに着目し、タイヤ回転方向に長いサイプを増やす「インターロッキングサイプ」を新開発。タイヤ回転方向のサイプ溝面積を増やすことで、車両旋回時に引っかき効果を発揮し、横滑りしにくくなります。また、支えあうブロックサイズを拡大してブロックの倒れ込みを抑制することで接地面積を確保し、氷上性能が向上します。

○接地面積を増やす“新パターン”で氷雪上性能向上
新パターンでは、路面接地時のランド比※4を高めるとともに、形状を5リブ(4本溝)から4リブ(3本溝)のトレッドパターンに変更。タイヤと路面の接地面積は、従来品「WINTER MAXX LT03M」比8%増加、「WINTER MAXX SV01」比16%増加し、氷上性能向上に寄与しています。さらにサイプ設計を最適化することで、摩耗中期でもサイプが維持され、ひっかき効果が持続します。
※4 溝を除くブロックやリブがタイヤの表面のうちのどれだけを占めるかを表す数値

○“新トレッドプロファイル”で低荷重域の氷雪上性能向上
センター部とショルダー部の外径差を小さくすることで、荷重による接地状態の変化を抑制します。高荷重時と比較しショルダー部が浮きやすくなってしまう低荷重時でも、しっかり接地し、滑りやすい低荷重時の氷雪上性能が向上します。

■サイズ一覧

リリース提供元:住友ゴム工業 株式会社

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