フランスのモバイルゲーム／アプリ大手パブリッシャーであるVoodooは、Z世代向けSNS「BeReal（ビリール）」を展開するBeReal社を5億ユーロで買収しました。
2013年に設立されたVoodooは、800人の従業員、1億5000万人以上のアクティブユーザーを有する大手テック企業です。ハイパーカジュアルゲームを得意としており、70億というダウンロード数は、Google、Metaに次ぐ世界第3位となっています。
BeRealは、1日につき1回、ランダムなタイミングで訪れる通知に合わせて2分以内に写真を撮影・投稿する共有アプリで、リアルな日常の一幕を切り取るものとしてZ世代から大きな支持を獲得しました。写真は投稿後24時間で削除されるという手軽さも魅力の一つで、現在はアメリカ・日本・フランスで特に支持されており、4,000万人超のアクティブユーザーを有しています。
この買収にともない、Voodooのソーシャルメディアアプリの一つである「Wizz」のCEOであるAymeric Roffe氏が新たにBeRealのCEOに就任。VoodooはBeRealに製品戦略、成長、インフラに関する専門知識を提供することで、Berealの成長をさらに加速させるとともに、Voodooの世界的な地位をより強固なものにする狙いです。
Voodoo 共同設立者兼CEO Alexandre Yazdi氏のコメント
BeRealは驚異的なユーザーロイヤリティと成長を達成し、親しい友人とフィルターを通さないリアルな体験を共有したいという普遍的なニーズがあることを示しています。私たちは両社のチームを結集し、Voodooのノウハウと差別化されたテクノロジーを活用して、BeRealを「本物志向の象徴的なソーシャルネットワーク」に成長させられることをうれしく思っています。
BeReal 創設者兼CEO Alexis Barreyat氏のコメント
Voodooはモバイルアプリを大きく成長させた実績があります。Voodooのリソースと専門知識はBeRealを持続可能な成長軌道に乗せると同時に、あなたが本当に大切にしている人々とつながり続ける本物の世界を創り出すという使命を今後も実現し続ける助けになるでしょう。
