「息子に家事をさせるなんて!」「女が家事をしなさい!」【古い価値観を押しつける姑】にイラッ!

共働きが当たり前になりつつありますが、未だに「家事は女の仕事」だと思っている方もいます。今回は私の友人A子から聞いた、古い価値観を押しつける姑にズバッと言い返した話を紹介します。

孫が生きがいの姑

30代後半のA子は、時短勤務のワーママ。同じ市内に住んでいる姑は、数年前に夫を病気で亡くしてからは孫が生きがいのようで、毎週末遊びに来ようとします。

あまり来てほしくないというのがA子の本音ですが、毎回断るのもかわいそうなので、月に1~2回は姑を自宅に招待するようにしています。

専業主婦だった小言の多い姑

家で孫の相手をしてくれるのはいいのですが、言わなくてもいいことをわざわざ言ってくるのがA子の姑です。

A子の家に来るたびに、A子の夫(姑の実の息子)に向かって「あらま~洗濯もやるの?」「皿洗いまで?」「今の男は大変ね~家でも仕事があるのね」などと言うのです。A子にも聞こえるように厭味ったらしく言うので、A子は内心イライラしていました。姑は結婚後は家庭に入り、専業主婦として家庭を支えてきた女性です。

古い価値観を押しつける姑に……

しばらくは姑の小言を聞こえないふりをしていたA子ですが……。

姑がついにA子に向かって「やっぱり家事は女の仕事よねぇ~」と言ってきたので、「お義母さんの時代とは違って、今は女も稼ぐ時代ですからね~私も実は結構稼いでるんで! 家事も育児も平等にしてます!」と言い返してやりました。

姑の小言にうんざりしていたA子は、「平等の何が悪い?」とでも言わんばかりに、すごい剣幕で主張。実はA子、誰もが知る大企業に勤めており、時短勤務ながらも給料は夫よりも多かったのです。A子は「家事は女性の仕事」という考え方も好きではなく、「家事や育児はふたりでやること」として夫とも話し合い済み。「姑にとやかく言われる筋合いはない!」というのがA子の本音でした。

ついに言い返した嫁……姑は口チャック

A子が普段自分の言うことに言い返してくることがなかったので、姑はびっくりした様子でした。その後は、A子夫婦の家事や育児に小言を言うことはなくなったそうです。

心配してくれるのはありがたいのですが、結婚した息子の家庭のことをとやかく言う資格は、身内とはいえ姑にはありませんよね。荒波を立てないためにも、姑の言うことにはとりあえず意見を合わせておくのが賢明だと思っていた私ですが、自分の意見を主張することの大切さをA子には教えてもらいました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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