洗濯機女児虐待 複数回、頭殴る 傷害容疑で同居の男再逮捕 全身に打撲痕 茨城県警ひたちなか署

ひたちなか署=ひたちなか市東石川

茨城県東海村で5月、交際相手の娘を洗濯機に閉じ込めて動かし、けがをさせた事件で、県警ひたちなか署は12日、事件前にも女児を殴ったとして、傷害の疑いで、同村、無職、被告の男(30)=逮捕監禁致傷罪で起訴=を再逮捕した。同署は認否を明らかにしていない。

再逮捕容疑は5月18日午後6時ごろ、自宅で女児(3)の頭を複数回殴り、けがを負わせた疑い。
同署によると、女児の全身に打撲によるものとみられる複数のあざがあり、交際相手の供述などから、男が暴行に関与した可能性が高いと判断した。同署は女児に対する日常的な虐待があったかどうか慎重に調べている。

捜査関係者によると、男が交際相手や女児と同居し始めたのは昨年12月とみられる。

同署は5月19日、女児を洗濯機に押し入れて稼働し、けがをさせた傷害容疑で男を現行犯逮捕したが、翌20日に犯行の悪質性が高いとして容疑を殺人未遂に切り替えて水戸地検に送致。同地検は今月7日、逮捕監禁致傷罪で起訴した。

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