リアルタイムで車内を確認 横浜シーサイドライン、全車両に防犯カメラ設置 無人運転では全国初

車両の連結部上部に設置した防犯カメラ(横浜シーサイドライン提供)

 横浜シーサイドライン(横浜市金沢区)は2025年2月末ごろまでに、リアルタイムで車両内の状況を確認できる防犯カメラを全車両に設置すると発表した。無人運転の車両に備え付けるのは、全国初。

 これまでは録画式の防犯カメラを取り付けていたが、カメラの更新を機に22年度から切り替え始めた。新たなカメラは通信機能を備えており、運行を管理する司令区などの地上側で、即時に車両内の状況を確認することができる。今年6月時点で、45両に搭載した。

 今後、車両内でテロ行為など発生した場合において、乗客が音声通話で受け答えをしなくとも係員が地上から状況把握ができるため、より迅速に安全性向上を図ることができるとしている。担当者は「安心してご利用いただける環境整備に努めていきたい」と話している。

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