津山で雄のツキノワグマ1頭捕獲 推定12歳、市が注意喚起

津山市役所

 津山市は12日、同市上高倉の山中で、雄のツキノワグマ1頭を捕獲したと発表した。岡山県が管理計画に基づいて山に放した。市は5月以降、市内で捕獲が相次いでいるとして防災行政無線などで注意喚起を始めた。

 市によると、体長140センチ、体重57キロ、推定12歳。同日午前6時半ごろ、市鳥獣被害対策実施隊員がイノシシ、シカ用のわなにかかっているのを発見した。連絡を受けた県美作県民局職員が麻酔銃で眠らせ、個体識別用のタグを付けた。直近の民家まで約400メートル離れているという。

 市内での2024年度の捕獲は5月30日、6月8日に次いで3頭目。

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