ANYCOLORが12日に発表した2024年4月期の業績（2023年5月1日～2024年4月30日）は、売上高319億9500万円(前年同期比26.3%増)、営業利益123億6100万円(同31.4%増)、経常利益123億4100万円(同30.6%増)、純利益87億2500万円(同30.3%増)となりました。
同社の決算説明資料によると、2024年4月期の第4四半期において、売上高は前年同期比で47.0%増加し、87億2200万円に達しました。この増収の背景には、大規模イベントの開催やグッズ販売の好調、VTuber当たりの売上高が着実に増加していることが挙げられます。特に、「にじさんじ６周年グッズ」やライブイベント関連グッズの販売が順調に推移しました。
イベント事業については、第4四半期に「ChroNoiR One-Man Live "Welcome to Wonder Wander World"」、「ROF-MAO 1st LIVE “New street, New world”」、「NIJISANJI EN AR LIVE “COLORS” PASTEL STAGE & VIVID STAGE」といった大型イベントが開催され、いずれも当初の予想を上回る反響がありました。
プロモーション事業においても前年同期比で案件実施数および単価が伸長し、直近は新規・リピートの案件実施数が増加するなど、安定した成長が見られました。一方、第4四半期のコマース領域では期初計画からの販売スケジュールの変更や一部プロモーション案件の実施時期が後倒しになったことにより、業績予想を若干下回る結果となりました。
今期の上期の業績予想は、売上高は180億円(前年同期比16.2%増)、営業利益は71億円(同9.5%増)、経常利益は71億円(同9.7%増)、純利益50億円（同11.1%増）としています。
また通期の業績予想は売上高は390億円(同21.9%増)、営業利益は148億円(同19.7%増)、経常利益は148億円(同19.9%増)、純利益103億6000万円（同18.7%増）としています。
