不良工事があった横手駅前の再開発ビルの是正工事終わる 地元のJAは9月からこのビルでの営業開始へ

秋田朝日放送

秋田県横手市のJR横手駅前の再開発ビルであった不良工事の発覚からまもなく1年。ひとつの節目を迎えました。工事のミスがあった柱を立て直すための是正工事が5月終了しました。

傾いた柱の是正工事について再開発組合や建設会社などが12日会見を開きました。

問題のビルは鉄骨造りの7階建てでホテルやJAなどが入り2023年夏に営業を開始する予定でした。しかし、工事を進める中で柱の基礎のアンカーボルトが6.5センチずれているミスが発覚。工事を請け負っていた横手建設の担当者は基礎のやり直しではなく柱を傾けて梁を切断するという不良工事を進めたうえ上司や設計会社への報告をせず虚偽の報告書も作っていました。それが明るみになり2023年秋から大がかりな改修工事が始まりました。

問題となった柱の立て直しは4月から本格化しました。改修工事にかかる費用は数億円規模になる見込みで共同企業体=JVの3社で負担するということです。このあとも内装や外壁などの復旧工事が続き8月末に建物の受け渡しが行われ、「JA秋田ふるさと」は9月に営業をスタートさせる予定です。

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